【何を基準に選ぶ?】豆乳の種類によって大豆の量が違う!3つの分類に注目!
こんばんは!
管理栄養士の河村桃子ですヽ(´▽`)/
はじめましての方はこちらをご覧ください♪
みなさんは豆乳をよく飲みますか?
健康志向の高まりもあって
最近ではコンビニやスーパーでたくさんの種類の豆乳が
販売されていますよね!
豆乳をよく飲まれる方は、何を意識して選んでいますか?
また、豆乳は大きく分けて3種類あるってご存知ですか?
今回は、今や日常の食に定着した豆乳の分類について
お伝えします。
10年で生産量が2倍に!いまや豆乳は日常食に定着!
以前は豆乳というと「まずい」というイメージを持つ人も
多かったのですが、最近では健康志向の高まりもあり、
大豆に含まれる栄養素が健康に良いということが注目を集め、
豆乳を日常的に摂っている人が増えてきています。
日本豆乳協会の調査によると、
豆乳の生産量は2009年以降右肩上がりに推移しており、
2008年から2018年の10年間で生産量は約2倍に成長しています。
豆乳の種類は大きく3つに分類される
豆乳の生産量が増加しているだけあって、
コンビニやスーパーではたくさんの種類の商品が販売されていますよね。
豆乳の国内シェア率No.1のキッコーマンでは、
なんと30種類以上の商品が販売されているそうです!
(2019年10月時点)
ちなみに、豆乳とは大豆の絞り汁のことで、
豆腐に固める前の乳液の状態のものをいいます。
の3種類に大きく分類されています。
3つの種類は原料や製法、そして製品から水分等を取り除いた
後に残る大豆の量を表す大豆固形分の違いによって分類されます。
それぞれの違いを知っていると、
たくさんの商品の中から自分に合ったものを選ぶことが出来ます!
豆乳
豆乳とは大豆固形分が8%以上で、大豆以外に何も加えていないものです。
つまり、大豆と水のみを使用したものです。
豆乳に分類されるものは商品名に
「無調整豆乳」と記載されている場合が多いです。
市販のものを見てみると、きちんと名称に「豆乳」、
大豆固形分8%以上と記載されていますね。
調製豆乳
調製豆乳とは、大豆固形分が6%以上で、
大豆以外に砂糖類や食塩、食用植物油を加え、
飲みやすく調製したものです。
こちらも、市販品には名称「調製豆乳」、
大豆固形分7%と規定の6%以上含まれていること、
そして大豆以外に砂糖、米油、天日塩が
使われていることがきちんと記載されています。
豆乳飲料
豆乳飲料は調製豆乳に果汁やコーヒーなどのフレーバーを加えたもので、
その中でも「果汁入り」と「その他」に分類されます。
果汁入りは大豆固形分が2%以上のもの、
その他は大豆固形分が4%以上と
規定されています。
こちらが市販品の豆乳飲料果汁入りです。
加えられている果汁が記載されていますね。
そして、市販品の豆乳飲料その他です。
こちらも、加えたものとして今回はチャ抽出物が記載されています。
大豆固形分が多いほど大豆の栄養が摂れるが、飲みにくい…
大豆固形分が多い順に並べると
豆乳(無調整豆乳)、調製豆乳、豆乳飲料の入りの順になります。
この大豆固形分が多いほど、
大豆に含まれている栄養素を摂ることが出来ます。
※豆乳の栄養素については、ここで書くと長くなってしまうので別記事にまとめます。
しかし、飲みやすい順に並べると
大豆固形分が少ないほうが飲みやすいです。
なので、豆乳を選ぶときは
飲みやすさをとるのか、それとも栄養面をとるのか
によっても違ってきますね。
ちなみに、豆乳と調製豆乳は見た目も少し違います。
無調整豆乳はクリーム色をしているのに対して、
調製豆乳は淡い白色です。
また、コップに注いだ時も
調製豆乳は少しドロドロしているのに対して、
調製豆乳はサラサラしていました。
味に関しては、無調整豆乳は豆本来の味がしますが、
調製豆乳では豆の味はあまり感じず甘みもありとても飲みやすいです。
豆乳飲料になると、豆乳の味は全く感じず
普通の乳飲料と同じ感覚で飲めます。
ですので、豆乳に慣れていない方は
まずは豆乳飲料または調製豆乳から飲み始めることをおすすめします。
補足情報:漢字が違う「無調整」と「調製」
今まで読んでいて
「調整」と「調製」で漢字が違うのに気づきましたか?
豆乳の方が「整」の漢字で、
調製豆乳は「製」を使っています。
実は、私も最近気づきました…。
漢字の違いによる意味の違いを調べて見たところ、
「調整」は、基準に合わせて正しく整えること。
つまり、無調整豆乳は「味を整えていませんよ」ということ。
それに対して「調製」は、注文や規格に応じて作ること。
つまり、調整豆乳は「何かを加えて作ったもの」ということ。
同じ読み方でも漢字一字で表す意味が違うんですね!
まとめ
今回は、豆乳の3つの分類についてお伝えしました。
詳しい数字は覚えなくても良いのですが、
分類によって大豆固形分の量が変わる
ということだけは覚えておきましょう!
豆乳の栄養素については、次回の記事でお伝えします!
※参照
・日本豆乳協会 豆乳等生産量等調査(2019年10月28日閲覧)
「令和元年(公表):平成30年、31年、3ヶ月毎の詳細データ」
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